No.24 婚活サイトの馴れ初めの正解は?(30歳・女性)

お悩み

婚活サイトで出会った彼と真剣交際していますが、馴れ初めを聞かれたらどう答えればいいかわかりません。

婚活サイトで出会ったと言うと偏見を持たれそうですし、嘘をつくのも気が引けます。

いい回答はありますか?

(YKさん・30歳・女性・独身・会社員)

お答え

婚活サイトで出会ったという馴れ初めは、隠すのがマナーです。

ですが、隠すといっても「嘘をつく」のではなく、「言い換える」のが正解です。

具体的な答えを紹介する前に、YKさんに質問です。

今までに結婚式に出席して、「お二人は婚活サイトで出会いました。」という馴れ初めの紹介を聞いたことがありますか?

ありませんよね(笑)

今時の結婚は3割が婚活サイトの出会いと言われていますが、結婚式の馴れ初めで婚活サイトの出会いというものを聞いたことがありません。

ブライダル関係で働く知人に聞いたところ、やはり婚活サイトの出会いを結婚式で発表するカップルは皆無だそうです。

理由は簡単。

周囲の人間はもちろん、本人たちも世間体を気にしているからです。

3割のカップルが婚活サイトで出会っているとはいえ、まだまだ偏見があるのも事実。

これは年齢に関わらず、婚活サイト=出会い系というイメージを誰もが持っているからです。

本当に仲の良い、気心知れた間柄の友人なら、「ネットで出会った」「婚活サイトで出会った」と言っても問題はないでしょう。

しかし、両親や、あまり親しくない間柄の友人には、隠すのが常識です。

しかも、人というのは思わぬところで繋がっているもの。

本当の出会い方を知っている人と知らない人を分けようと思っても、上手くコントロールすることなどできません。

つまり、親しい友人にだけ本当の出会いを教えたつもりが、知らぬまにバレてしまい、結局は知られたくなかった相手にもバレてしまうんです。

なので、最初から馴れ初めは統一するのがベストであり、マナーです。

それは悪い言い方をすれば「嘘をつく」という言い方もできなくもありませんが、マナーである以上は、それは悪いことではないんです。

嘘ではなく、「言い換え」なのです。

言い換えと言っても、婚活サイトで出会ったのに「友人の紹介です」「共通の趣味で出会いました」と言い換えるのではありません。

これでは嘘になってしまいます。

結婚式での紹介なら、このくらいぼかしておいても問題ありません。

しかし、両親や友人に「友人の紹介です」「共通の趣味で出会いました」は通用しないんです。

結論を言いますが、婚活サイトで出会って結婚する場合、ベストな回答は、正直に言うことです。

なぜかと言うと、どんなに嘘をついても、後ろめたい気持ちは一生消えないからです。

せっかく幸せになって、なにも悪いことをしていないのに、一生嘘をつき続けるなんて嫌ですよね。

逆に、本当のことを言えば、そんな心配は一切なくなります。

なによりも、正々堂々と気持ちよく人付き合いができるようになります。

なので、正直に話すという大前提を、まずは押さえておいてください。

そのうえで、「言い換え」をするのが、マナーなんです。

例えば、正直に馴れ初めを話すと言っても、「婚活サイトで出会った」「ネットで出会った」と両親が聞いたらどう思うでしょうか?

結婚は嬉しい反面、世間体を気にして100%は喜べないかもしれません。

最悪な場合、相手に対して不信感すら抱いてしまうことでしょう。

そうは言っても、「知人の紹介」「お見合い」「共通の趣味」などどれも中途半端で、言ってる本人も言われた相手も、もやもやして納得できませんよね。

正直、そんな言葉で人を納得させられません。

そこで、伝え方をがらっと180度変えてみるんです。

ほんの少し工夫するだけで、イマイチだったイメージがぐっと好印象に変わります。

そこで使えるのが、婚活サイトの運営会社の名を出す方法です。

例えば「ゼクシィ恋結び」で出会った場合、運営会社であるリクルートの名を存分に活用するんです。

まずは悪い例から。

「婚活アプリで出会った」

次に良い例。

「リクルートの婚活サービスで知り合った」

どうですか?

少し中和されましたよね(笑)

まず、「婚活サイト」の中の「サイト」の部分が「出会い系サイト」を連想させてしまうので、それを「サービス」に変えます。

そしてその頭に、「リクルート」という両親もよく知っている有名企業の名をつけるんです。

そして最後に、「出会った」という言葉も「出会い系」を連想させるので、必ず「知り合った」という言葉を使ってください。

たったこれだけで、だいぶ印象はよくなります。

これをベースに、相手に合わせてアレンジしてみてください。

例えば、「リクルートのゼクシィで知り合った」という言い換えも可能です。

人の印象なんて、単純なものです。

両親はもちろん、これを話した友人も「私もやってみようかな」と言い出すことでしょう。

これなら相手の印象も良く、嘘をつく必要もないんです。

これが唯一の正解です。

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