Tinderをやめない働かない彼氏に見切りをつけたプロ彼女さん(32歳・埼玉県)にインタビュー
あのちゃんさん(32歳・女性・埼玉県・アパレル販売員)への取材インタビューです。
経営者を名乗る彼氏がTinderをやめない、ゲームをやめてくれない、おまけに、仕事を辞めてしまったことで不信感を抱いたあのちゃんさん。見切りをつけるタイミングを見誤ったことを、後悔しているそうです。
取材メモ | |
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プロフィール | あのちゃんさん(32歳・女性・埼玉県・アパレル販売員) |
マッチングアプリの頻度 | ほぼ毎日 |
時間帯 | 日中~寝るまで |
主な相手 | 経営者、港区男子 |
よく使うサイト | Tinder |
道具 | 男子ウケするモテ服 |
やり方 | 自分の方からいいね |
工夫した点 | 知り合いにバレないようにウィッグを使用 |
見切りをつけようと思ったきっかけ
ヒロシ:はじめに、あのちゃんさんが今の彼氏と知り合った馴れ初めを教えてください。
あのちゃんさん:今の彼氏も、Tinderで出会いました。元々、経営者の方に憧れていたこともあり、会社経営者の方を中心にアタックして見つけました。
ヒロシ:Tinderでハイスペックな男性を見つけるのは、苦労しましたか?
あのちゃんさん:全く苦労しませんでした。アプリを見てみると分かりますが、経営者の方だけを絞り込んでもかなりの数がいます。ハイスぺの男性も、出会いがなくてアプリに流れているからだと思います。
ヒロシ:結果的に、見切りをつけて別れることになったそうですが、その直接的な原因はなんだったのでしょうか。
あのちゃんさん:原因は一つではなく、いくつか重なって別れる決意をしました。でも、決定打となったのは、付き合ってしばらく時間が経っても、Tinderを使い続けていたからです。
ヒロシ:なるほど。それは浮気と呼べるかどうか分かりませんが、裏切り行為ですよね。
あのちゃんさん:はい。
ヒロシ:どのように、彼がまだマッチングアプリを使っていることを知ったのでしょうか。
あのちゃんさん:私は、彼と付き合った後にアプリを退会して削除したので、彼がまだ活動していることを知りませんでした。でも、ふと家でまったりしているときに、彼のスマホの画面が窓ガラスに鏡のようにうつり、そこで見慣れたTinderのアプリを発見してしまい、確信しました。
ヒロシ:なるほど。夜の窓ガラスは、鏡のように画面が丸見えですよね。
あのちゃんさん:はい。それが見切りをつけるきっかけです。
ウソの見破り方
ヒロシ:ちなみに、経営者や港区男子ばかり狙って、プロ彼女を自認しているそうです。
あのちゃんさん:自分で名乗ってる訳ではありませんが、冗談半分で、女友達からそう呼ばれています。
ヒロシ:実際、経営者と名乗る男性は、本当に会社経営をされている社長さんなのでしょうか。
あのちゃんさん:ほとんどの方が、社長さんだと思います。ただ、確認する術がないので、もしかすると嘘をついているなんちゃって経営者さんもいるかもしれません。
ヒロシ:経営者かどうか、嘘を見分けるテクニックなどあるのでしょうか。
あのちゃんさん:正直、確信を持つことはできませんが、本当の経営者さんはだいたい社名を教えてくれます。上場企業ほどになると、社長さんとお会いしたことはありませんが、名の通った上場企業の取締役の方とは何度もデートしています。
ヒロシ:上場企業の取締役ともなると、会社ホームページに名前が載っている方も多いですよね。
あのちゃんさん:はい。やはりそういう方は、お付き合いをしても真面目ですし、女性の扱いに慣れています。
ヒロシ:逆に、嘘をついている経営者さんの特徴はありますか。
あのちゃんさん:先ほども少しお話したように、ウソを完全に見抜くことはできません。でも、怪しいと思う社長さんは、だいたい会社名を教えてくれないことが多いです。本当の社長さんは、こちらから要求しなくても、会社の名刺をくださることも多々あります。
ヒロシ:なるほど。会社名を教えてくれる、名刺をくれる、あたりが嘘か本当かを見分ける鍵になりそうですね。
あのちゃんさん:はい。
ヒロシ:ちなみに、会社経営者の社長さんばかりを狙っていくのは、何か理由があるのでしょうか。
あのちゃんさん:ハイスペックにこだわる訳ではありません。ただ、真剣なお付き合いを考えているので、いずれは親に紹介することになると思います。やはり、マッチングアプリで出会ったと馴れ初めを紹介するのは気が引けるので、せめて、職業だけはハイスぺの彼なら、周囲を納得させられると思っています。
ヒロシ:確かに、アプリで出会って結婚することに、まだ周囲の理解は追いついていないかもしれません。
あのちゃんさん:はい。
見切りをつけるべきタイミングについて
ヒロシ:ちなみに、見切りをつけるタイミングは、その決断は迷いましたか。
あのちゃんさん:最終的には、迷わずに決められました。先ほどもお話したように、見切りをつけようと思った理由は一つではなく、いくつか重なったので、最後は迷いませんでしたね。でも、もっと早く決断すべきだったと後悔しています。
ヒロシ:それはどういうことですか。
あのちゃんさん:そもそも、マッチングアプリをやめてくれないという決定的な理由を見つける前に、ゲームをやめてくれない、仕事を探そうとしない、という不信感が溜まっていました。今考えれば、もっと早く見切りをつけるべきだったと思います。
ヒロシ:見切りをつけるタイミングが遅れたことで、何か失ったものはありますか。
あのちゃんさん:特にありませんが、時間だけは返ってこないことを実感しました。たった数か月という時間でも、女のとっては命取りです。年を取って相手がいなくなる前に、すぐ見切りをつけて次を探すべきだったと後悔しています。
編集後記
今回は、マッチングアプリで出会った彼氏が、アプリをやめてくれないという決定打から見切りをつけたあのちゃんさんにお話を伺いました。
そもそも、彼女がいる身でありながら、ゲームをやめない、彼女との時間を割いてくれないという点は、最初からやや要注意人物だったかもしれません。
また、仕事を辞めて転職する、あるいは、また別の会社を起業するという選択肢はNGではありませんが、転職や準備期間が長過ぎるのも要注意です。
本来、次の仕事にある程度目途をつけてから辞めるべきであり、仕事をしない、仕事を探さないという点も見切りをつけるべき伏線だったと言えます。
このインタビューを全体的に見て、見切りをつけるべきタイミングは、早ければ早い方がいい、という点が見えてきました。
見切りをつけるタイミングに悩み始めた時点で、もしかすると、見切りを今すぐにつけるべきなのかもしれません。
あのちゃんさんが仰っていた、時間だけは返ってこないという言葉が、重く響きました。